カテゴリー 販売終了製品(カメラ/照明) /モバイル型アイマークレコーダ ナックイメージテクノロジー

アイマークレコーダ EMR-9

後継機種:アイマークレコーダ EMR-10

アイマークレコーダ EMR-9

「モバイル性」をコンセプトに小型軽量化したアイトラッキング装置です。被験者に負担をかけず、より自然な日常行動を計測することが可能です。

システム図

特長

外乱に強い計測

屋外での計測では太陽の強い外光がデータ収集に影響を与えることがあります。EMR-9は注視点の検出に瞳孔法と角膜反射法を採用し、屋外晴天時でも安定した計測が行えます。

高精度計測

角度分解能は水平0.1°、垂直0.1°です。狭いエリアの詳細な計測から広視野計測まで対応しています。視野レンズ(44°、62°、92°、121°)は計測用途に応じて選択可能です。

両眼高速計測

左右の眼球運動を最高240Hzの高速で計測可能なため、より精度の高い計測結果を得ることができます。

メガネ対応

EMR-9の帽子モデルは、普段使用しているメガネをかけた状態で計測することができます。自然な状態でより多くの被験者の視線計測が行えます。

システム機器

視線と脳血流の同時計測

EMR-9とNIRS(脳血流計)を組み合わせることで、視線の動きと脳の活性化状態を同時に計測することが可能です。人はどんな状況でどんな物を見ると脳が活性化するのかを計測することができるため、医療分野から人間工学、心理、マーケティング分野など、幅広い分野への応用が期待されます。近年ではシステムが小型化され簡単にフィールド上で計測が行えるようになりました。 EMR-9とNIRSはどちらも計測時に近赤外光を使用しますが、EMR-9の近赤外光発光制御機能と遮光シートの開発により干渉なく計測が行えます。

計測例:ウェアラブル脳血流計WOTとEMR-9

視線と生理状態の同時計測

ヒトの感性を定量化するため視線と生理状態を同時計測することが可能です。美味しい、気持ちいい、悲しい、楽しいなど、人にはさまざまな感性があります。それらの反応を定量化することで被験者が何を見たときにどのような反応を示すのかを知ることができます。視線計測と組み合わせる生理計測装置にはさまざまな生体センサー(脳波、心電、筋電、脈波、心拍、呼吸、発汗、酸素飽和など)があり、それらの情報を1つのロガーで同時に記録できるため一度に多角的な分析が行えます。また、EMR-9は外部からのイベント信号(接点信号、TTL負極性信号)を入力することで、収録されるデータのタイムラインにイベントマークを残すことができるため、生理計測装置にイベント信号を受け付ける機能があれば同時計測が行えます。

EMR-9+モーションキャプチャー MAC3D System

EMR-9で計測した右眼左眼の視線情報をリアルタイムでMAC3D Systemにデータを渡し、3Dマップ上で三次元的な視線を表現することができます。MAC3D SystemにはEMR専用のプラグイン(EMR Plugin)があり、被験者の左右の眼から注視点に向けて、視線のビームが表示することができます。同時にMAC3D System側では被験者の頭部運動を計測し、注視点の三次元位置をバーチャルマーカーで表示することができます。

計測例:モーションキャプチャーMAC3D SystemとEMR-9

この製品についてのお問い合わせ