カテゴリー 二次元複屈折評価装置 /ワイドレンジ2次元複屈折評価システム フォトニックラティス

WPA-micro

主な特徴

【測定データ】光ファイバー【測定データ】球晶
顕微鏡型ワイドレンジ2次元複屈折評価装置 WPA-micro外観

  1. 最小測定単位は約0.15μm角サイズ(対物100倍)。
  2. 1000nm超の大きな位相差分布を高速定量評価。
  3. 反射で定量評価可能
  4. 面分布測定結果から様々な統計解析機能
  5. text、csvフォーマットでのデータ出力。

基本原理

PA-microは、WPA-100と同じワイドレンジ偏光イメージセンサー、可変波長フィルタ、計算アルゴリズムを搭載することで、顕微鏡視野で 1000nmを越える大きな位相差を面分布として瞬時に取得できます。

ワイドレンジ偏光イメージセンサーには、測定レンジが広いだけではなく、動作波長範囲も広いという特徴があります。

WPA-100,WPA-microでは、ワイドレンジ偏光イメージセンサーと可変波長フィルタを組み合わせることにより、多波長測定を可能にしました。
複数の波長で測定した結果を、厳密な光学計算アルゴリズムを用いて比較演算することにより、更に大きな位相差の測定が可能になりました(右下グラフ)。

WPA-microの操作方法は、WPA-100と同様に簡単です。
はじめに測定物を置かない状態で光源を撮影します。
あとは、サンプルをのせて測定ボタンをクリックするだけで、次々にサンプル全面の複屈折分布を測定できます。

主な仕様

●測定
測定範囲 0~1000nm程度以上
測定対象の材質による
繰返し精度 1.0nm以下
●センサユニット
複屈折画素数 384×288(≒11万) pixels
測定波長 523nm,543nm,575nm
●筐体
寸法 250×487×690mm
観察領域 対物レンズ5倍:約1.1×0.8mm
10倍:約0.5×0.4mm
20倍:約270×200um
50倍:約110×80um
100倍:約55×40um
本体重量 11kg
●その他
インターフェース Gig(カメラ信号)、RS-232C(モータ制御)
電源/消費電流 AC100~240V 50/60Hz / ~6.0A
ソフトウェア WPA-View1.06
その他付属品 デスクトップパソコン、モニター、取扱説明書
※各仕様は予告無しに変更することがあります。
※本製品で計測できる内部歪みは光学的に測定され、
  測定値は光学位相差(単位:nm)で表示されます。

ソフトウェア

  • 付属のWPA -Viewは、WPA-100の操作と取得した膨大なデータの解析・保存など、一連の操作を簡単に行える専用ソフトウェアです
  • ボタンクリックによる簡単操作
    御好評をいただいているPA-100の操作性そのままに、サンプルをステージに置いて測定ボタンを押すだけの簡単操作で、次々に位相差の面分布測定が行えます
  • 多彩なデータ表示機能
    複屈折/位相差分布の様々な表示機能が充実しています。また、任意位置の位相差情報表示、位相差のベクトル表示、任意ライン上の定量解析、位相差量を高さにとった3D表示、任意領域のヒストグラム、任意閾値以上の領域表示など、様々にデータ解析ができます

測定例

光ファイバー断面の測定結果

PANDA(パンダ)ファイバーと呼ばれる、応力を誘起させた特殊な光ファイバーの断面計測結果です。
ファイバー中心部に 大きな応力が集中している様子などが見直観察されます。
光ファイバ以外にも、フィルムの断面観察などに好適です。

有機高分子の球晶の観察例

WPA-microは、偏光顕微鏡の欠点であった偏光フィルタの方向依存性を克服した、新しい偏光顕微ツールとしても活躍します。
更に、全領域が定量数値が得られるため、観察対象の詳細な解析に威力を発揮します。

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